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〈ANTIQUE Dining Table REPAIR WORK〉
アンティークダイニングテーブル天板の割れ補正/再塗装修理
2 min
今回ご紹介するのはオーク無垢材でできたダイニングテーブルの修理です。
オーク材特有のどっしりとした作りになっているテーブル。このタイプの家具は重量があるので天板の重みに耐えられず歪ができやすいのが特徴です。分厚い無垢板の4枚組天板を足と木枠のフレームで支える為使用年月がたつにつれジョイント部分が緩み、中板2枚が落ち込んでしまった状態でした。
――BEFORE 御自宅で使用されているアンティークダイニングテーブル。無垢のオーク材で構成された天板は長い年月の中で膨張収縮を繰り返し深刻な歪が生じています。


天板の様子を写した写真です。3ミリほど落ち込んでしまっているのがわかります。
この状態ではまともに机としてお使い頂くには苦になりますね。

ずれ落ちていた板を固定したのち、表面を紙やすりを使いサンディングでフラットにしていきます。
鉋をかけてやりたかったのですが、目の向きが揃っていないので、簡単にはできません。
時間をかけて丁寧にやすりをかけ続けます。
この落ち込みを下からぐいっと持ち上げて、支柱を増やし裏面でしっかりと固定します。これで今後、天板の重みで落ちてくることはないでしょう。
この調節には裏面がフラットに加工されていないため面をあわせるのに微調整が必要でした。
無垢板の天板をお持ちの方で同じような症状がでている場合は天板裏を見てみてください。
整面してあれば調整は容易です。


最後にワックスをすりこみ、磨きをかけて完成です。
リストリーではなるべくウレタン塗装ではなく気の呼吸を妨げないナチュラルなオイルフィニッシュか、フレンチポリッシュをお勧めしています。
天板のみの再塗装の場合 脚とのバランスがありますので、光沢の調整が非常に重要になります。
「こんな仕上がりになりますよ」と言ってもお客様からすれば、なかなか理解しずらいと思いますが。使い手にも、木にも双方に喜んでいただけるように最善を尽くしております。
表面を整え終えたらオイルステインで着色します。
もともと木目がはっきりとしたオーク材ですがオイルステインを塗り込んでいくと更に木目が際立って見え、しっとりとした仕上がりがとてもいい雰囲気をつくりだします。
オイルステインは木材の導管に染み込み、内部で固まりますので無塗装の状態と比べ撥水性が良く虫も付きづらくなります。
また塗装の簡易性と仕上がりの美しさで工芸品や工芸家具にも好んで使用されています。

――AFTER 天然ワックスを擦り込んだ表面は色艶も良く、お手入れ次第ではいつまでも美しさを保つことができます。ウレタン塗装の様な強靭な塗膜をつくってしまうと、この様な木が持つ本来の自然美を楽しむことができません。

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